弘前市議会 2020-09-08 令和 2年第3回定例会(第2号 9月 8日)
約30年前、EBI剤の登場で長年抑えられていたりんご黒星病が、薬剤耐性菌発生により、平成28年、津軽地域において大発生となり、生産者を震撼させたのは記憶に新しいところであります。 ここ数年間は、予防剤による防除体系に大きく変わり、従来より、さらに散布量、散布回数を増大し抑制に努めているにもかかわらず、局地的に発生しているのが現状であります。
約30年前、EBI剤の登場で長年抑えられていたりんご黒星病が、薬剤耐性菌発生により、平成28年、津軽地域において大発生となり、生産者を震撼させたのは記憶に新しいところであります。 ここ数年間は、予防剤による防除体系に大きく変わり、従来より、さらに散布量、散布回数を増大し抑制に努めているにもかかわらず、局地的に発生しているのが現状であります。
リンゴ黒星病の蔓延防止においては、耕種的防除と併せ、適時適切な薬剤散布が重要であるとされておりますが、長年、特効薬として使用されてきたEBI剤に薬剤耐性菌が発生したことから、生産現場からはこれら耐性菌に対しても治癒効果を有する新たな薬剤の早期開発・早期承認が切望されていたところでございます。
黒星病の特効薬として30年余り使用してきたEBI剤が薬剤耐性菌により効力が著しく低下し、ことしで4年目となります。その間、有効とされる治療剤がなく予防剤での対応となっていることから、菌密度低下には至っていない状況となっております。
ただいま議員から御案内がありましたとおり、これまで黒星病に治療効果の高いとされてきましたEBI剤などが、耐性を持った結果、現在黒星病に対して治療効果の高い薬剤がないというのが現状とお伺いしております。
当時は、治療剤のEBI剤を開花直前と落花直後の2回散布で果実感染の被害を最小限に抑え、事なきを得たと記憶しております。 しかし、今回の発生は、県の防除暦どおりに散布時期を守り、散布量、散布農薬等を遵守しても、5月20日ごろから花そう葉に病斑があらわれ、さらに6月2日以降には新梢葉にあらわれるなど、地域問わずの大発生に至っております。
その中で、リンゴ園の園主からも、EBI剤とたしか言うはずでございますが、現在の薬剤に対する耐性については、国、県を挙げて研究を進めてほしいという御要望を直接承っております。
その初期防除もEBI剤が果たして効いているか効いていないかわからない。そういうときに来年の防除どうすればいいのかということで農家の人たちもう右往左往している。このことをしっかりと認識しておいてくだい。これはお願いしますね。 それで、この昭和47年の条例ができています。(ウ)にいきますよ。条例ができています。